世界最大級の信者を抱えるモンスターブランド「Supreme」

毎シーズン数多くのブランドとコラボレーションすることで、世界中のファンを魅了し続ける世界的に有名なストリートウェアブランド「Supreme(シュプリーム)」

このブランド名と特徴的な赤バックのロゴを目にした事がない人はほぼ居ないのではないでしょうか。

今回はそんな、詳しい歴史やブランド情報は知らないという方に対し改めて「Supreme(シュプリーム)」の魅力から基本的な情報までをご紹介していきたいと思います。

世界最大級の信者を抱えるモンスターブランド「Supreme(シュプリーム)」とは

まずはブランド名でもある「Supreme(シュプリーム以下表記)」の意味について改めてチェックしてみましょう。

シュプリームという意味は、もともと日本語に直訳すると「最高、最上、至高」という意味ですが、実は設立者のJames Jebbia(ジェームス・ジェビア以下表記)と彼が当時付き合っていた彼女が、紙にいろんな言葉を書き出し、そこで浮かんだ「Supreme」という言葉が出たとき「それいい感じだな」という感じで決まったという一説があります。

設立までの歴史としては、当時ニューヨークのマンハッタンにある「スプリング通り172」というストリートにあった伝説のセレクトショップ「Union NYC」のオーナーであった、ジェームス・ジェビアが1994年の4月にニューヨークのマンハッタンのラファイエット通り274にておよそ$12,000で設立したスケーターブランドが発祥となります。

シュプリームの設立前はUnion NYCという古着屋を経営しながら、Stussy(ステューシー)の設立者のShawn Stussy(ショーン・ステューシー)と共にStussy NYCの設立に向け同時にStussyの下で働いていたとされています。

その後ジェームス・ジェビアが遂に自身のブランド「シュプリーム」を創設する時が訪れ、自身の手で内装を手掛けた当時のニューヨークのショップは、地元のスケーターが気軽に入れるような広々とした店内となっており、また組み立てたスケートボードを店内で試し乗り出来るように、店内中央に空スペースを設けていたそうです。

オープン当初のSupreme ニューヨーク店は、初代スタッフでスケーターのGIOVANNI ESTEVES(ジオ)の友達などを含む、地元のスケーターのたまり場となっていて、KNOW WAVE/aNYthingの設立者であるAARON BONDAROFF(エーロン・ボンダロウフ)も、初期のスタッフとして働いていました。

また、オープン当初はZOO YORK、SSUR、THRASHER、SPITFIRE、VANS、e’s、DC SHOES、ATM、GIRL & CHOCOLATEなどのスケーターブランドを取り扱うセレクトショップで、James JebbiaがデザインしたSupremeオリジナルのTシャツが数点販売されていました。

その後は、セレクト品よりもオリジナルデザインのTシャツが人気を博したことで、James JebbiaがデザインしたTシャツ以外のオリジナルアイテムを徐々に増やしていき、「シンプルでクリーンなもの、当時の人が思いもしないような服を作り且つ、自分が着たいと思えるものしか作らない」というルーツの下、着々とアイテム制作へと励み、遂には今の地位まで上り詰めたと言われています。

日本国内でも絶対的人気を誇るその理由とは?

ブランド設立当初日本では、ニューヨークから買い付けられたボックスロゴTシャツ、ボックスロゴパーカー、アーチロゴジップアップパーカー、アーチロゴクルーネックスウェットシャツ、ボックスロゴキャンプキャップ、スモールロゴニットキャップ、ボックスロゴステッカーなどが直ぐに渋谷と原宿にあるスケーターブランドショップ「ストーミー」にて取り扱われ、Subware、BSF、PROJECT DRAGON、ZOO YORK、SSURなどのニューヨークのスケーターブランドと共に陳列されて販売されていました。

その後、着々と少しずつスケーター達の間で人気となり、裏原宿にあったrealmad HECTIC(リアルマッド・ヘクティック)を始めとするシュプリームの取り扱い店舗を日本全国で約28都道府県に広めて行き、裏原宿系ストリートブランドGood EnoughやELECTRIC COTTAGEのデザイナーとしてカリスマ的人気を誇っていた藤原ヒロシ、Gimme 5の設立者のMichael Kopelman(マイケル・コペルマン)、UNDEFEATEDの設立者・Supreme Los AngelesのオーナーであるEddie Cruz(エディー・クルーズ)、Stussyの設立者のShawn Stussy(ショーン・ステューシー)、Supremeの設立者のJames Jebbia(ジェームス・ジェビア)が交友関係を活かすことで、国内外問わず着実に知名度を高めていき今や世界的にも日本国内にとっても不動の人気ブランドへと成ったのです。

今後ともに注目すべきブランドの一つとして是非、目を外さずチェックされてみて下さい。