フレンチブランドのノンシャランスタイルの確立者「ISABEL MARANT」

「ノンシャラン」という言葉は余り日本人にとっては聞き覚えのない単語ですが、この意味は「無頓着」や「なげやりなさま」「飾らない態度」という、いわな力を入れていないスタイルを指す際にファッション業界で多様します。

力を入れないスタイル、つまりは無理な着飾りを捨てあくまで自然体、そこから醸し出すお洒落を表現するルックとなりますが、そんな言葉も生まれはフランスのある一つのファッションブランドの誕生を筆頭に今現在まで使われる事となりました。

「ISABEL MARANT」今回は彼等のブランドについてご紹介をしていきたいと思います。

飾らないお洒落を生み出すフレンチブランド「ISABEL MARANT」とは

「ISABEL MARANT(イザベルマラン以下表記)」は1994年にファッションデザイナー兼創設者にあたるイザベル・マランによって設立された自身の名を冠したファッションブランドです。

1967年フランスはパリ生まれのマランは1985年にスタジオベルソーに入学し卒業後にはインドやアフリカなどを放浪しその後のエスニックテイストの作風のインスピレーションをその際に掴んだと言われています。

そして1987年に彼はついにミッシェル・クランのもとでファッションキャリアをスタートさせ、その後はマーク・アルコーリのアシスタントとしてクロエやヨウジヤマモトなどのアートディレクションに関わる事となりました。

フリーランスとしてはヨーク&コール、クロード・モンタナ、ミッシェル・パリーなどにアクセサリーのデザインを提供し1988年には独立、ニットとジュエリーのコレクションラインTWENを開始したとされており、その後改名し94年にブランドイザベル マランをスタートさせました。

2000年にはセカンドラインイザベル マラン エトワール、2004年にはキッズラインを展開させ2012年には東京は表参道に日本第一号店をオープン。2013年秋にはH&Mとのコラボレーションでレディースとティーンに向けた服とアクセサリーを発表しエフォートレスなパリ・シックなコレクションを製作し続けるそのハイセンス且つ確かな実力に好評を博す事となりました。

また日本進出においても株式会社TOMORROWLANDとフランチャイズパートナーシップを結び、その後も東京の新宿から大阪にあるグランフロント大阪へと店舗を拡大させており、公式のオンラインショップが開設され日本全国どこにいてもイザメル・マランブランドが入手できるようになっています。特にイザベルマランの人気アイテムにおいては、アウターやカーディガンが上がってきます。

そのゆったりとした着心地ではあるが、男性が持つ男性特有のセクシーさを惹きだし、ボディラインを余すところなく主張するものが魅了の一つであると言えるでしょう。

またアクセサリーには色の映えるものが用意されており、決して悪目立ちし過ぎることなく絶妙なバランスを保っている為、これらの他アイテムであるパンツやジャケットは勿論、ベルトにブーツなどのリアルクローズ、さらにはスーツケースまでがラインナップされ、余すところなくイザベルマランを感じることが出来る表品展開となっています。

中でも特にイザベル独立当初から洗練され人気を獲得てきたニット製品を楽しむのも良いでしょう。

創設者兼ファッションデザイナー のイザベラマランが歩んできたキャリア

彼女自身、女性でもある為これまでブランド展開は基本的にウィメンズラインを中心に展開してきましたが、2013年にH&Mとのコラボレーションでメンズウェアを手がけて以来、ファンから同業者より彼女の手がけるメンズコレクションを待望する声が後を立たなくなりました。
「いつメンズラインをスタートするの」と男性たちから常に尋ねられてきた彼女は遂に春夏コレクションで自身初となるメンズウェアを発表する機会を手にしました。当時「休暇から帰ってきてウィメンズラインをチェックしているときに思わず、これメンズで展開したらきっと最高だわ」と突然インスピレーションが降りてきたと彼女はふり語っており、鮮やかな色づかいと光沢のある質感にヴィンテージテイストを添えたこのメンズルックを約2週間で構成させました。

全体的なメンズのスタイルは、レディース向けのデザインをあまり脚色せずにそっくり取り入れたような印象もあり、フローラルプリントのパーカーも実際両ジャンル共に展開されていおり、勿論レーベルの代名詞であるニットウェアも例外ではなく、マランのビッグシルエットのチャンキーセーターには、発表を心待ちにしていた多くの男性ファンが袖を通す事となりました。

特にスェットパンツ、タンクトップ、ビーチサンダル等多くのアイテムが展開されており、シルクジャンプスーツのトップをウエストラインで腰巻にしたスタイリングや、袖を七分丈にまくりあげて抜け感を演出した着こなしも披露し大きな話題と人気を博しました。