話題の国産ブランド「UNDERCOVER」が手掛けたAW19コレクション

話題の国産ブランド「UNDERCOVER」が手掛けたAW19コレクション

出典https://www.pinterest.ca/pin/80150068356241883/

次に最も流行るであろうと呼ばれている日本発祥ブランドアンダーカバー(UNDERCOVER)が、2019-20年秋冬メンズコレクションを2019年1月16日(水)にフランス・パリのSalle Wagramで発表しました。クラシカルな劇場内に一筋のレーザーライトが灯ったかと思うと光が広がって空のグラフィックが映し出されました。
コレクションのテーマは「THE DROOG」、スタンリー・キューブリックの映画「時計じかけのオレンジ」に登場する造語の若者言葉で「仲間」を意味するその言葉には、ランウェイに現れた劇中の世界を彷彿させるルックの数々がコレクションタイトルの意味を指していました。また新作のコレクションラインで顔を覗かせた、その狂気と風刺に満ちた世界観なデザイン性はコレクションに強く投影されています。

当初、初めに現れたのはショッキングピンク、ブルー、黄緑といったブライトな色彩のマントやガウンを羽織った3人のモデル達。羽根つきのハットに仮面、杖を身に着けファンタジックな雰囲気を演出しています。

また冒頭のルックと同様に、イエローのステンカラーコートや、ライトブルーのウールコート、パープルのオールインワンなど、登場する色彩はテーマに相反して明るめとなっており、それでも尚カラーブロックのニットに「Horror show」の文字が施されるなど、どこか退廃的なムードがコレクション全体に流れています。
多用されたのは「時計じかけのオレンジ」に関連するグラフィックが中心であり、主人公が好んだベートーベンの肖像や劇中のシーンが、そのままコーチジャケットや、フーディ、中綿コートにプリントされている他、中でも非行や暴力から更生させる象徴的なシーンをあしらったコーチジャケットは、服地のシワ感とプリントのリアルさが相まって迫力のある1着に仕上がっておりファンを魅了する一品。

その他には時間差で同日に行われたヴァレンティノ(VALENTINO)のショーにおいて発表された、アンダーカバーとヴァレンティノのコラボレーション。アンダーカバーのショーにおいても、タッグを組んだアイテムが登場した両ブランドの頭文字からとった「VU」の文字とUFOモチーフを総柄にしたセーターやパジャマシャツは、デフォルメされたポップさが魅力的なデザインも話題を生み、「V」の文字と人の肖像、UFOを組み合わせたグラフィックはパーカーやフード付きコート、ステンカラーコートのフロントにダイナミックにプリントされシュールなイメージが見る者に余韻を残すものとなっています。そして両者のシンボルやロゴを組み合わせた総柄や、UFOのイラストをあしらったダウンジャケットなども展開され会場を賑わせました。

ショーのフィナーレでは、バックにバラの花をあしらったマントを羽織り、全身レッドに身を包んだモデルが次々に登場し、使われたBGMは「雨に唄えば」。「時計じかけのオレンジ」劇中で主人公を演じたマルコム・マクダウェルが歌うバージョンの後、映画「雨に唄えば」でジーン・ケリーが歌ったバージョンが流れダークでバイオレンスなムードと明るくハッピーな雰囲気の対比を描き大成功を納めました。

「UNDERCOVER」の次なる魅力

出典https://www.antonioli.eu/ja/US/men/products/ucv4811-black

日本国内ブランドが世界へと進出し、ファッション都市のパリからロンドン、ニューヨークとその実力が認められ現地に路面店に顔を揃えている今、次の日本を代表するであろうと言われるブランドが「UNDERCOVER」。
日本国内でも着々と知名度を増やしており、購入は公式オンラインはもちろん各所の取り扱い店舗やセレクトショップにて実際に手に取りアイテムを吟味してみるのも良いかもしれません。

春の訪れと共にこれから2019年のファッションシーンはまた新たなスタートを切りました。私たちもこれを機に今まで知らなかったブランドのアイテムを少し手にとって揃え始めるのも良いのかもしれません。