ヨーロッパ在住エディターが教える「ロンドン観光時にお勧めの現地セレクトショップ」

今や海外旅行の人気国として「フランス花の都パリ」と肩を並べ牽引をする「イギリス歴史の都ロンドン」

春夏秋冬休む事なく世界各国からの観光客と、夢を抱き近隣ヨーロッパ諸国から移住を目的に向かってくる人々で溢れ変える世界屈指のリード都市ロンドン。

ファッションカルチャーの面でも両者共に一目瞭然の確固たる地位を築き上げ、特にBarberryを生んだ国イギリスはタイムレスでありトラディショナルな歴史深いファッション文化を持つ一面とは裏腹に、パンクファッションが生みの親でもある Vivienne Westwood から始まりそのコンサバなカウンターカルチャーは同国の勢いある若手ファッションブランド一派から筆頭に、今や全世界を巻き込みファンを魅了し続けるファッション大国とまで成りました。

そんな日本国内でも海外旅行先として必ず上位へと入ってくる、ここイギリスはロンドンにて「ヨーロッパ在住エディターが教える、ロンドン観光時にオススメの現地セレクトショップ」を厳選し、且つマストなショップからガイドブックには載らない穴場的ユニークなショップまでを一挙ご紹介。

貴方のロンドン観光にとって何か一つでも有益な情報が提供出来る事を願いまして、、、それではどうぞ!

ロンドン観光のおすすめセレクトショップ

ロンドンファッションのパイオニア、絶対的地位を築く超有名店「LIBERTY (リバティー)」

初めにご紹介するのはロンドン一有名老舗セレクトショップ「リバティー」をご紹介します。

出典」:https://georgianhousehotel.co.uk/wp-content/uploads/2016/05/liberty-london-1.jpg

場所は 210-220 Regent Street, Soho, London W1B 5AHに位置し、全5階建てというその堂々とした貫禄ある姿が路面にそびえ立っています。
リバティーは地元のブリテッィシュから観光客、ファッション業界の身を置く業界人迄、知らない人はいないという程の知名度を誇り、その理由はイギリス・ロンドン発祥の有名ブランドから若手ブランド迄と他店舗よりも遥かに多くの取り扱い数を抱えてるそのアイテムの豊富さ、無理せず手が届きやすく設定された価格帯が最大の魅力。

取り扱いブランドは現在2018年12月時点でレディースメンズ共に100を超えており、Alexander McQueen・London Undercover Marc Jacobs・Chloe等がリバティーの顔を飾っています。

また建物作りやデザイン自体も歴史的建造物として十分楽しめる程であり、内装は木装を基軸に大階段が中央に立ち各フロア毎にはメンズコーナー・レディースコーナー・生地コーナー・雑貨コーナー等、訪れる人のニーズに合ったラインナップを提供しており、フロアには第一次世界大戦で出兵し犠牲になった従業員の碑も立てられています。

SNSで一気に話題となり人気セレクトショップへと成長をしたフォロワー数35万を抱えるモンスターショップ「The Shop at Bluebird (ザ・ショップアットブルーバード)」

出典:http://thevoiceof.hipshops.com/wp-content/uploads/2013/09/DSC8165.jpg

今やネットが普及し生活とSNSが密接に関わりあう現代において、皆さんもInstagram上でお洒落なブランドやカフェ・レストラン等、マルチに調べ情報を日々ピックアップしているかと思います、そんな中 Instagramで一気に有名となり数多くのファンを抱える程に成長したのが続いてご紹介をするセレクトショップ「The Shop at Bluebird (ザ・ショップアットブルーバード)」です。

「常に新しい風を通し、たまたま少し寄った顧客から常連客迄、あらゆるファッションユーザーへと予期せぬ素敵な洋服を提供出来る様なスポットを作る」というショップ理念を掲げ、ロンドン発祥からイタリア、フランス等国籍ブランドに縛られない自由なラインナップを飾っており、常に各国の若手ブランドの商品が並んでいます。

取り扱いジャンルはメンズからレディースとユニセックスを対象としたものである為、男性女性から若い層から絶大な支持を誇っています。

店内は吹き抜けの高い天井から光が差し込み、その横には植物と各種アイテムが無造作に観覧用としても吊るされており展示方法の新たな魅せ方がよりショップの持つ感度の高さが伺えます。

また定期的にロンドンを拠点とし活動をするアーティストや画家とのコラボレーション個展を開催し、セレクトショップから人々の交流の場としても人気です。

カフェ併用セレクトショップ!ロンドン流、休憩=コーヒを飲みつつショッピングが出来る店「AIDA (アイーダ)」

出典:http://hg2.com/wp-content/uploads/2015/07/london-shop-aida02.jpeg

「歩き疲れて少し休憩したいなー」なんて思った時はここアイーダで決定!
こちらのショップは先ず何と言っても本格的なエスプレッソからカプチーノ、カフェラテと沢山の美味しいコーヒーを提供するカフェがショップ内に設けられた複合施設的な部分が魅力です。

観光時のショッピングは旅行計画に合わせて時間も限られており、ついつい何時も以上に早く歩いたりしてしまい足も疲れてしまう事も多々あるかと思います、そんな時にはロンドン流の休憩方法「コーヒーで一休み + ショッピング」をしてみましょう。

店舗に並べられた商品は、同じくレディースからメンズラインを取り扱っており、また簡易的な家具商品や日用雑貨も同時に取り扱われています。
規模自体はそこまで広くないものの、壁に魅かれた土レンガとメタルチックな照明やテーブルはミックス&マッチな雰囲気を醸し出し、何時間でも居たくなる様なリラックス出来る空間となっています。勿論フリーWiFiも完備です。

こちらはファッションに特化したセレクトショップというよりかは「ファッション&ライフスタイル」という色味を推しているせいか、訪れた人達へと「店自体の空間」を商品として売り出している様に感じます。

ロンドン一の異端児、旧ボクシングリング場に建てられたセレクトショップ「LN-CC (エルエヌシーシー)」

出典:http://static.fashionpost.jp/article/wp-content/uploads/2013/02/LN-CC-Tunnel-entrance.jpg

エルエヌシーシー程ユニーク且つ混ざり混ざった独特な香りを漂わせるセレクトショップはロンドンには無いと思います。
愛される続けるセレクトショップとして彼等は「流行りに寄せる」という概念を切り捨て、独自性一本でファッションをリードするという考えの基、その姿勢と確かな商品価値を生み出す力でロンドンのアーティストから数多くの若者から愛され、絶大なカリスマ的人気を叩き出しています。

数あるファッションブランドの中からセレクトされたブランドは、モードブランドを数多く揃えており、クラシック性は追わず常に斬新且つ新たなアイテムを抱えています。

またその大胆なセレクト力と謙虚なコンサバ感を一切持たないブランドの売り出し力は国外ショップ陣営からも一目置かれ、次世代のパンクファッションを牽引するショップとして事実上多くの人々へと認知されています。

内装は近未来的な雰囲気となっており、セクション分けされたフロア内で移動をする為には穴をくぐったりと、どこか宇宙船にでも迷ったかと思う程のデザイン性の高いものとなっています。
建築面でも楽しめる要素を含んだショップとしても非常に楽しめるのではないのかと思います。

ロンドンのファッション的アンダーカルチャーやカウンター性を一度拝見したいという冒険心の強い方にとってはピッタリなセレクトショップなのではないでしょうか。

引き継がれるロンドンエレガントと永遠のタイムレスを追求するセレクトショップ「Wolf & Badger (ウルフ&ベッガー)」

出典:https://cdn.londonandpartners.com/asset/wolf-and-badger-e02a8a71190cf56bd43cfce8eae4b089.jpg

やはりBerbarryを生み出した英国ロンドン。

「美しさ」「優雅」を極上とし、その先代から引き継がれる美的感覚の絶対的高さはロンドンファッショニスタにも広く影響を与えています。

ここウルフ&ベッガーは、まさに「ロイヤルファミリーから学びロンドンセレブへと広める」と言わんばかりのエレガントなアイテムの数々がショップ内にて美しく輝いています。

設立者である Henry&George Graham (ヘンリー$ジョージ・グラハム) 兄弟が2010年にショップ立ち上げ後、約600名のロンドン若手デザイナーが彼等の商品マーケティングとショップ内PRのおかげでファッションの表舞台へと現在登りつめています。

現在はロンドンとニューヨークの二枚看板にて世界へと更なる活動拡大をしています。

店舗の印象としては外観こそマットブラックで統一してあるものの、内観は鮮明とした白を基調とするシンプルな店内がより優雅さを深く表現しています。

入り風で揺れる各ブランドのアウターやトップスは、変わらず多くのファンを魅了し続けています。

本当の意味での英国ファッションの歴史の深みを感じたい、実際に肌で感じ如いては手に入れたい方は是非一度足を運んでみるのもいいでしょう。

終わりに

以上、ヨーロッパ在住エディターが教える「ロンドン観光時にお勧めの現地セレクトショップ」でした。
ロンドンという街自体がやはりイギリスの首都という事もあり、事実近隣ヨーロッパ諸国からファッションデザイナーを目指す人や今回の様にショップを立ち上げる事を夢に来る人が集まる為、常にファッションが身近な所にあります。

全てに通じて歴史を誇りとし重んじるイギリスの文化が背景に有り、今現在もストリートから新たなセレクトショップやブランドが立ち上げられています。
彼等は少しずつ少しずつ、但し確かに着々と一歩一歩を進んでいます。いずれ当記事でご紹介したショップ以外でご自身が気にいるところが出て来るかもしれません。

その時までには私自身も今より多くの情報を有し、今後皆さんに更なる有益な情報をお伝え出来る様に精進していこうと思います。
ロンドンへショッピングを目的に旅行を考えている方も、スリと治安にだけは気をつけて最高の旅行を楽しんでください。