コラム「見た目重視はダサい?中身重視のファッションとは」

偉人たちの最後に撮られた写真 カート・ドナルド・コバーン(Kurt Donald Cobain、1967年2月20日 - 1994年4月5日)は、アメリカのミュージシャン。身長174cm。 1990年代を代表するワシントン州シアトルのグランジバンド、ニルヴァーナでボーカルとリードギターを担当し、アルバム『ネヴァーマインド』の成功で一躍ロックスターの仲間入りを果たすものの、1994年自宅にてショットガンで自殺。27歳没。

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みなさんがファッションに関心をもつ理由はなんでしょうか。
ファッションといえば見た目です。見た目ってだれにとっても無視できないものです。服装だけではなく、髪型や色を変えたり、男性にはあまり関係ないですが化粧やメイクは女性にとって欠かせないものですよね。

身だしなみに気を遣う理由は、人によって様々。コンプレックスの解消だとかモテたい、周りに評価されたいトレンド流行が大好き!などなど人によって理由はそれぞれですよね。

色々な人がそれぞれの理由で見た目をよくしたいと思い、その気持ちが原動力となって”オシャレ”を目指す。ステキなことです。

身だしなみを整えていれば、それだけで周囲からの評価は高くなるのも大きいでしょう。気を遣っていない服装だと印象はガタ落ち。皆さんも見た目がパッとしない人より、清潔感やまとまりのある服装をしている人へ好感を持つのでしょう。
人との繋がりを円滑にする必須要素にもなります。初めて会う人だと、より大きなポイントになりがち。第一印象は中々変わらないものではありませんか?
このように、他人とのコミュニケーションを上手に進めていく手段でもあり、胸を張って関係を保つ心臓部分でもあるルックス。

ならば見た目を磨きたくなるのは人として当然だと思います。誰かと関わってこそ、人は楽しく日々を送ることができますから。孤独は誰もが嫌なもの。

 

【見た目だけのファッションは辛い?】

その1枚が撮影されたのは1979年の9月21日、ニューヨーク・パラディウムで開かれたコンサートでのことだった。 この年の夏、ロンドンで新作アルバム『ロンドン・コーリング』のレコーディングを終えたクラッシュは、2回目となるアメリカ・ツアーをスタートさせていた。 2ヶ月近くに渡ってアメリカ各地を回るという強行スケジュールだったが、ジョー・ストラマーの溢れんばかりのバイタリティに導かれるようにして、バンドはゆく先々で快進撃を続けていった。 この頃にはアメリカでもクラッシュへの関心は高まっていて、ボブ・ディランをはじめとして多くのミュージシャンがコンサートに足を運んでいる。 ニューヨークでのコンサートは9月20日からだった。 会場となったパラディウムは1927年に建造された映画館で、1976年にコンサートホールとして改修された。 事件が起こったのは2日目のことだった。 バンドは初日よりも調子を上げ、ショウは順調に進んでいた。 しかし最後の曲、「白い暴動」を演奏しているときに突然、ポール・シムノンがベース・ギターを床に叩きつけたのだ。 その衝撃に耐え切れず、ネックの部分が見事に折れてしまっ...

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けれども、ただ外見を磨けばいいのでしょうか。
というのは、気になる相手の好みになりきったとして、憧れの有名人に近付いたとして、自分のイメージする理想の自分を追い求めたとして。はたしてそれはアナタ自身なのでしょうか。アナタが求めるアナタはアナタですか?
少々哲学チックな物言いかもしれません。とは言っても、聞こえが小難しいだけで内容はシンプルです。一言で片付けると、皆さん自身がシンドイかどうかです。

シンドイというのは何か。さきほど少し触れた、外見だけを追い求めた場合。行き着く先は”演技”です。メンタル面へかなりの負担をかけます。 何故かといえば、膨大なエネルギーを要するからです。演じるというのは、「自分以外の何者かになりきる」ってことですから。自然体の逆に位置しています。

なぜそこまでして演じるのか。先に述べた通り、人には各々の理想があります。その理想に近付く手っ取り早い行動だからです。
自分の気になる人が 「不良な人が好み♪」だとしましょう。そして当の自分は真面目が売りだとすれば。生まれ変わってその人にアタックするわけにはいきません。では、どうするか?

不良ぶるのです。ギャルメイクに豹柄のジャケットを羽織って煙草ふかしたり、ダメージデニムにギラギラしたレザージャケットを合わせて仕上げにサングラス。
外見は夜の渋谷を歩いて自然かもしれません。そうして意中の相手が好奇心旺盛になるビンゴなルックスに大変身したとしましょう。

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【ポッカリと中身の空いたファッション】

一方の中身の方はどうでしょうか。自分の本質に逆らい倒して作り上げた外見に合わす必要があります。ペラリとはがせば外見と一致しない中身が出てくるからです。
相当な負担です。イカつめの外見の中身は、ヤンキーを気取るがり勉君なのですから。街で肩をぶつけられただけで心ごと骨が折れてしまうかもしれません。
自分と相対するキャラクターをこなし続けるなんて到底不可能なもの。演技力の問題もあるけれど、それ以上に保てません。日常のふしぶしで実際の性格が現れるもの。ボロはポロポロとこぼれ落ちていきます。

簡単に手を付けられる分、はがれるのもすぐです。はがれなくても、大抵ひどい出来でしょうし。合わないことを必死にやっている姿って、 眼を覆いたくなる光景ではありませんか?
キャラなら痛々しいし、服なら着られてしまうし。そんな調子では魅力なんて欠片も生まれませんから、自分の追い求める理想に近付くどころか距離を取ってしまう結果に。演技は逆効果です。

ではどうするのがよいでしょう。何かを演じるのがまずいなら、何も演じなければいい、つまり自分を表わすのがいい。
別に理想を抱くことが悪いとは言っていません。理想とはすなわち、自分の好きなものがあるということ。別の言い方をすれば、求めるものがハッキリしている。
それならば、その求めるものの中から、『自分の持っているもの』を探せばいいのです。自分の求めるものを、外ではなくて中から見つけてみる。

another cute one

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【自分探しがオシャレへの道】

自分のことを知りたくないから、外に目を向け続ける人もいると思います。
けれどもそれでは、前述したように理想から離れるばかり。ならば自分に自信の持てる、ウソ偽りのない等身大を表現できれば、魅力は自ずと溢れるもの。自らが持つステキな部分を表わすのですから。
皆さんが自分自身の嫌いな部分を持っているならば、自分自身で好きだと思う部分があっても不思議ではありません。光は影がなければ存在しないのですから。木陰があってこそ、日の光が明るいと分かるように。

This guy.
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自分の光を見つけて、自分のいいところに自信を持てれば、等身大を表現することは可能になります。というより、表現したくなるものです。
有名人は魅力があるからこそ惹きつけられるでしょうし、気になる人は魅力を持っているから気になるんでしょうし、自分で好きになれるのは魅力のある自分でしょう。

ファッションに本気を出して”オシャレ”することに否定的な人もいます。着飾るのは自信がないからだとか、ただの飾りだとか。
けれども、果たしてそうなのでしょうか。飾ることと表現することは別です。自分を別の何かに『見』せることと、自分自身を『魅』せることは全く異なります。
『見』せるだけの飾 りならば、確かに格好よくありません。魅力が無いですから。

 

 

【見せるより、魅せる】

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自分のいい部分を表現するのが、『魅』せるという格好よさ。となると、「自分って何?」と思われる方も多いのではないでしょうか。自分で自分が分からない。誰もが一度は悩まれたことでしょう。そんな疑問を解決する一つの手段となるのが、ファッションです。

というのも、服装には色々な種類があります。元気さを全面に出した服装や、落ち着いたコーディネート、危ないオーラを醸し出すスタイルに、幼い空気を漂わせるなどなど。それらを着てみれば感じるはずです。
「あれ、なんかシックリこない」
「ん、なんかいい感じ」
自分がピンとくるものと、そうでないものが出てくるはずです。着心地だけでなく、居心地のよさが生まれてきます。それを自ら感じ取っていれば、自ずと自分を知るきっかけになると思います。

Nirvana

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だから、様々な服装にチャレンジしてください。その方がオシャレの勉強にもなりますから。固定してしまうと、広がりません。視野が大切なのは、ファッションにも言えることです。
自分の好きな自分を目指して、自分の好きな自分を知る為、魅力的な自分を表現する為の手段としてファッションを楽しんでください。みなさんにとっての、ステキな日常の役に立つはずですから。

自分を好きになって、他の人からも好きって言われれば、とてもハッピーになれると思います。どうか楽しい日常を手に入れてください。

ジャックパーセル

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