「3.1 PHILLIP LIM」の100%メンズファッション

ロサンゼルス拠点メンズファッションブランドの頂点に位置する「3.1 PHILLIP LIM」
活動の幅が世界展開され今や大注目を浴びるブランドですが、今回は彼等の活動秘話を一挙ご紹介していきたいと思います。

アメリカ西海岸から生まれたファッションブランド「3.1 PHILLIP LIM」

「3.1 PHILLIP LIM(スリーワンフィリップリム以下表記)」は、2005年にロサンゼルスの人気ブランド「ディベロップメント」のデザイナーであった「フィリップ・リム」が自身の名を冠したアメリカ・ニューヨークにて設立されたファッションブランドです。

2005年設立後のブランド運営も功を成してか、既に世界的人気を博したその尋常ではないビジネススピードは他有数のファッションブランドからも一躍注目を浴びる事となりました。

また、ウィメンズからメンズライン、シューズにバッグというファッションでは欠かせないアイテムを展開しており「次世代のモダンラグジュアリーブランド」として呼び声も高いです。スリーワンフィリップリムの世界観はメンズとウィメンズ共に「クール」「シック」「イージー」と三大テーマを掲げており、シンプルなベースにさりげなくポイントを利かせたアクセント、ニューヨークのリアルクローズを表現していると言っても過言ではありません。

リアルクローズとは奇抜なデザインでなく「一般庶民でも購買可能なファッション性の高い既製服。」という意味であり、購買可能と言っても簡単に手が出る額ではなく平均して10万円台を超えてくるオート・クチュールまではない「コンテンポラリー」というカテゴリーにジャンル分けされがちですが、業界用語として使われるこのカテゴリー自体はデザイナーのフィリップ・リムが生み出したと言われています。

彼は「グローバル・シティズン」というミッションを掲げている事で有名ですが、ブランド名の「3.1」はブランド設立時の年齢に由来してると語っています。

また、そのデザイン性の高さからニューヨークファッションウィーク中では人気モデル達がこぞって着用するのがスリーワンフィリップリムのバッグでしょう。

既に数多くのメディアで取り上げられ、爆発的な人気であるこのバッグラインでは「軽く、且つ柔らかいナッパレザーにBIGジッパーを採用した31 hour bag」というコレクションが一番人気であり、仕事へ行くときにはバッグの取っ手をとり、ディスカッションでは肩へかけたり、仕事終わりは折り畳んでクラッチにとTPOに合わせて様々な持ち方が楽しめる新スタイルのバッグとなっており、女性だけでなく男性からも支持を得た一品。

日本ではタレントの藤本美貴が愛用している事でも知られており、「31 Hour bag」は1日24時間じゃ足りないと感じている女性が1日を31時間過ごしたような充実感を得られる「EASY & CHIC」なバッグというコンセプトからネーミングされました。

「31 hour bag」は定番一番人気の商品となっておりトリカラーは入手困難とも言われ、登山家を意識し機能的な要素をプラスした「ALPINE(アルペン)」シリーズも定評を獲得しています。また、人気シリーズの「SOLEIL(ソレイユ)」、ショルダータイプ「ミニバケットドローストリング」が今後ブランドの新たなアイコンになると注目されています。

「3.1 PHILLIP LIM」の店舗展開について

設立当初は2007年6月にニューヨークで初の路面店をオープンし、2008年4月には世界2番目の地として東京・青山に路面店をオープンした「3.1 PHILLIP LIM(スリーワンフィリップリム以下表記)」。現在では世界各地50カ国に450以上のブティックや大手百貨店で取り扱われており、日本では9店舗の直営店が展開されています。また、2017年4月20日では「GINZA SIX(ギンザシックス)」という直営店をオープンし、その洗練したグローバルコンセプトを現した空間は日本の伝統の尊重を体現するようなユニークな店舗となっており、オープン当初から長蛇の列が出来た事でより一層日本のファッション感度の高いユーザーへとブランド名を一躍広めました。

2007年にはユニクロとコラボアイテム発表、2008年1月では「(株)3.1フィリップリム・ジャパン」設立するなど、2008年4月に東京・青山に路面店をオープンし2013年からは14年の秋冬グローバル広告キャンペーン、ビデオを新宿や渋谷周辺を中心に東京で撮影し、水原希子など日本人モデルを起用した事でも大きな話題となりました。最近では2017年4月に松坂屋銀座店の跡地、銀座六丁目に新しく誕生した複合施設「GINZA SIX」を新たに3階で新店舗をオープンするなど日本国内でのブランド運営に力を注いでいると言えるでしょう。