イタリアの高級シューズブランド「TOD’S」

職人魂が注ぎ込まれた高級シューズブランド「TOD’S」

「TOD’S(トッズ以下表記)」は1979年に設立したイタリアのファッションブランドであり、メインアイテムは靴とバッグだがウェアも含めてトータルに展開しています。

もとはトッズ・グループの兄弟ブランドとしてホーガンなどのブランドがあるものの、1920年代にイタリアのデッラ・ヴァッレ家がシューズの製造をスタートし、徐々にビジネスを拡大したのがブランド起源とされており1979年に底に133個のゴム突起をつけたドライビングシューズ「ゴンミーノ・モカシン」を発表し、これがヨーロッパでヒット商品となりました。

1997年に入るとバッグのラインをスタートさせ2001年ではフェラーリとのコラボレーションで「トッズ・フォー・フェラーリ」を発表。2004年には表参道にブティックをオープンし2006年からはデレク・ラムがクリエイティブ・ディレクターに就任。

ラムはトッズでは初めてとなるプレタポルテ部門を立ち上げたとされ2014年よりクリエイティブ・ディレクターにアレッサンドラ・ファキネッティを迎える事となります。

その後2015年にはデザインスタジオnendoのチーフデザイナー・佐藤オオキとのコラボレーションで「トッズ アーキテクト バッグ」を世界28点限定で発売し、収容物に応じて形が変わる変容性と最高級のセレリアレザーが組み合わさりブランドのシグネチャーである「ダブルストライプ」をアクセントにした特別なアイテムが仕上がげ大きな話題を呼びました。

そんなトッズはイタリアの高級シューズブランドとしての一面も持っており世界的に人気のブランドであるものの、各国のセレブリティから高い人気を博しています。

特に代表作である「ゴンミーニ」シリーズは特に高い人気を誇り、これを履いたら他の靴が履けなくなると愛用者たちを言わしめるほどだったとさえ言われています。

また積極的に海外進出を進めているブランドでも有り、日本でもたくさんのショップをオープンさせており、同ブランドの会長であるディエゴ・デッラ・ヴァッレはサッカーチームであるセリエAの「フィオレンティーナ」のオーナーとしても有名です。

トッズグループでは兄弟ブランドとして複数のブランドを展開している「ホーガン」「ロジェ・ヴィヴィエ」などこちらも同じく人気を博し、社会貢献活動にも積極的な同ブランドはローマの円形闘技場「コロッセオ」の修復費を負担することを発表しています。

イタリアの代表的観光地を風化から保護するための修復費は2500万ユーロにもなると言えるでしょう。

トッズのシューズの特徴はやはり、ものづくりへの徹底的なこだわりから生み出されるその品質の高さにあると言われ、同社の靴は品質を高めるために実に多くの工程を経て生産されています。

中には120もの工程を要する商品もありものづくりへのこだわりが感じられるその逸品には、商品を実際に着用し履き心地を確認することで確かな商品を製作しており品質管理には余念がありません。

また職人の技術と効率的な生産ラインとを組み合わせたトッズは、品質と価格のバランスに優れ高い人気を誇っており、トッズが重要視しているのは「イタリア製」 と「職人魂」、イタリア製の良さを最高級の腕を持つ職人の手作業によって世の中に伝えているブランドになりたいという方針の下、流行に左右されることない最高級のものづくりは他には類を見ない本物の美しさ体現しています。

またそのものづくりの姿勢は世界中のセレブを魅了しておりハリウッドスターやダイアナ元皇太子妃などたくさんの人から愛されています。

「TOD’S」の手掛けるアイテムラインと人気のわけ

「TOD’S(トッズ以下表記)」のメイン商品は靴とバッグであると認識されていますが、実はそれだけにとどまらずミラノ・ファッション・ウィークへも参加しておりウェアを含めたトータルコーディネートも提案および展開をしています。

またその人気ラインはやはり、代表作である「ゴンミーニモカシン」が上がっており、丁寧に作られたシルエットから履き心地が抜群であるとされ、また豊富なカラーバリエーションと上質な素材感で国内外問わず多くの方に愛されています。

靴、バッグともに基本的にはトッズのコレクションは正統派と呼ばれていますが機能性とデザインを両立させたモダンなデザインが特徴であるとも言えるでしょう。

かつては様々なブランドとライセンス契約を交わして靴を供給していたこともあるが現在では特別な例外を除き自社のブランドに集中してデザインを展開しており、日本国内に向けてもマーケティング及び販売から、限定モデル等もデザインしている為国内でも比較的簡単に手に取りやすいというのが魅力でもあるでしょう。

世界展開される彼等の新コレクションやアイテムには目が離せません。