「革新的な一手を打つ」どの業界でも従来の伝統的なスタイルにカウンターを打つ事で新たな風を通し流行を作り出す、そんな一種の賭けの様な偉業を成し得て一気に有名な地位へと上り詰めた者もいれば、失敗し底へと落ちていった者もいる中、ファッション業界でも前者にあたる大博打を遂げ人気を博したファッションブランドが存在します。
今回は、伝統にカウンターを打ったファッションブランド「TED BAKER」についてご紹介をしていきたいと思います。
当時のスタイルにカウンターを放ったファッションブランド「TED BAKER」
「TED BAKER(テッドベーカー以下表記)」とは1987年にイギリスのロンドンを拠点として創業された服飾系ファッションブランドであり、テッドベーカーは小さなシャツブランドとして当時スタートを切る事となります。
1988年では、最高責任者の「レイ・ケルヴィン」によってシャツ専門店としてグラスゴーに第一号店を開店した事でも有名です。
また、現在においてはカジュアルからセミフォーマルまで豊富なラインナップが取り扱われており、メンズやレディスウェアをはじめ、フレグランスや時計、バッグまで生活に関わる様々なアイテムを発表し続けています。
テッドベーカーは「最高の品質と細部へのこだわりに対する揺るぎない信念」をブランドコンセプトに掲げ、ひねりが効いた「ブリティッシュユーモア」に満ち溢れたそのデザイン性には世界を魅了し続ける確かな実力が定評を呼んでいます。
また、「No Ordinary Designer Label(普通じゃないデザイナーレーベル)」として現在広く知られており、イギリス国内のみならず、アメリカやフランス、日本などをはじめ多くの国に300以上の店舗を展開しており、上質へのこだわりとブリティッシュユーモアにも溢れたイギリス発祥の服飾ファッションブランドであるテッドベーカーは、もはや「イギリスのライフスタイルファッションブランドを牽引するビッグブランド」の一つとなっています。
ブランドの展開としては、シンプルなデザインでありながらも細部には確固たる配慮がなされており、ショップでは上質の商品が並び、印象的なショーウィンドウのディスプレイや遊び心あふれるプロモーションなどが一体となって、普通とは少し違ったものを求めてやってくる顧客の満足度を引き出しているとされています。
この様な活動の中のおかげかテッドベーカーはイギリスにおける功績が認められ、2008年には英国の上位500ブランドの一つと見なされた証である「スーパーブランド」を受賞。
2011年には最高責任者のレイ・ケルヴィンがファッション業界への貢献に対して、エリザベス女王陛下よりCBE(大英勲章第3位)を受勲しました。
また、その商品ラインナップも幅広く展開するようになっており、メンズウェアはパッションとエンデュランスからなる「フォーマル」と目の肥えた紳士のためにどこまでもラグジュアリーな限定ワードローブの「グローバル」で構成されており、レディスウェアではフレッシュでフェミニンなディテールへのこだわりと装飾が特徴的なコレクションや個性的でありながらタイムレスなスタイルを提案している「ラングリー」などがあります。
その他では、高いクオリティで仕上げたアクセサリーを展開しており、シューズ、ランジェリー、スイムウェアやアイウェア、フレグランス、ジュエリーや時計などを取り揃えています。
「TED BAKER」の日本国内展開の規模
既に世界各国に幅広く展開しているファッションブランド「TED BAKER(テッドベーカー以下表記)」は日本へも進出をしており、日本においては2012年3月に東京の表参道に1号店をオープンしました。
このショップのデザインテーマは「Analog meets digital. London meets Tokyo. Ted meets Japan」と掲げており、テッドベーカーは各国のショップによってコンセプトを変えて展開がなされ、日本における人気が高い商品としては財布やポーチと言った小物類が挙げられます。
カラフルでポップな色使いや、リボンやクリスタルといった装飾が施されておりかわいらしいデザインが魅力的で男性から女性迄も人気が高いです。表参道店の他にも新宿にある百貨店内をはじめ有楽町や名古屋の百貨店においても店舗を現在は出店されています。
既に世界的有名ファッションブランドへと成長を遂げたイギリスが代表する「TED BAKER」
今季のコレクションでは更にエッジとアクセントの効いたアイテムラインを展開し、HYPEBEATからVOGUE等の有名媒体でも取り上げがされており、商品展開後には絶対手に入れたい商品として注目すべきでしょう。彼等が魅せる今後のブリティッシュユーモアにも期待が寄せられます。