日本を代表するメンズエレガンスを演出するハイジュエリーブランド「MIKIMOTO」
「MIKIMOTO(ミキモト以下表記)」とはパールを作り続けてきた日本を代表するハイジュエリーブランドであり、1899年銀座に御木本真珠店を設立されました。
また1910年にロンドンへ初進出しその後ニューヨーク、それからパリなど国際的に事業を展開する事となります。1949年には養殖と加工、輸出を行う御木本真珠株式会社と販売を行う御木本真珠店を設立し、1951年に三重県に御木本真珠島を開業。
1954年には「パールキング」と呼ばれた創業者の御木本幸吉死去し、1972年に社名をミキモトへ改称。
ダイヤモンドや色石などの貴石商品の重点を図るなど、総合宝飾店として現在に至り2002年から2007年まではミス・ユニバースのメインスポンサーを務めミキモト製の王冠が使用されました。
また2015年にはラデュレとのコラボレーションを発表。「マリアージュ」をテーマに限定マカロンやマカロンボックスなどを発売し、また同年にはハローキティとのコラボレーションジュエリー「MIKIMOTO×HELLO KITTY」も発売。ポップカルチャーのアイコンと老舗ジュエラーによる意外なコラボに注目が集まりました。
その後ミキモト本店ビルのジャンボクリスマスツリーの点灯は「銀座の冬の風物詩」とも呼ばれたものの、建て替えにより2017年にグランドオープンを果たす事となります。
またミキモトはそれまで難しいとされていた真珠の養殖を始めて成功させた企業とされており、これにより今まで偶然の産物とされていた真珠の美しい輝きが世界に広く知られるようになりました。そしてミキモトは「世界のMIKIMOTO」として現在に至っています。
「世界中の女性を真珠の美しさで飾りたい」という創業者である御木本幸吉の思いを受け継ぎ、100年以上の歳月をかけて美への探求を続けてきたミキモト。
1893年に開催されたシカゴのコロンブス万国博覧会で養殖真珠で作った工芸品などを出品し、天然に引けを取らない養殖真珠のクォリティを世界に知らしめました。その後も世界各国で開かれる博覧会などへの出品で、ミキモトパールの名は世界に知れ渡ることとなり、ミキモトはグローバルブランドとしてのMIKIMOTOに成長してきたと言えるでしょう。
MIKIMOTOは養殖真珠の代名詞となり日本の文化としても世界各国から評価される存在となっています。
その他、ミキモトの主要商品であるパールジュエリーは御木本幸吉が真珠の養殖に成功して以来、多くの時間をかけ厳しい品質管理のもと、多くのファンへとエレガントな美しさを与えています。それはパールの価値や品質、そしてその美しさを知り尽くしたミキモトだから提供できる商品でしょう。
また新たに提案するミキモトの商品は「Praise to Nature(自然への賛美)」と銘打ち、生命の持つ躍動感の一瞬の輝きをモチーフにジュエリーという美しい造形を生み出しました。またミキモトが新たなる挑戦として掲げる「美しき自然を謳う新たなるステージ」の始まりとされています。パールジュエリー以外にもダイヤモンドを施したエンゲージリングやマリッジリングなどブライダルジュエリーも多彩に取り揃えています。
ミキモトの日本での活動としては全国の主要百貨店などでの店舗展開を始め、ミキモトの展開する直営店での販売を行っており、顧客サービスの一環ではジュエリーの持つ輝きを少しでも長持ちさせるためのお手入れの方法や保管方法をアドバイスしてくれています。
またジュエリーの細工部分が劣化したり留め金やピンなどの金具部分の修理などのメンテナンスを直営店で受け付けており、使っていて何か気になることがあれば直営店に相談することができ便利でしょう。また簡単なクリーニングや修理・加工なども受け付けてくれるので安心を得る事ができ且つ、リングのサイズが気になる場合はサイズ直しを依頼する事も可能。
またパールネックレスの糸替えを無料で行ってくれるのは真珠のミキモトならではと言えるでしょう。
「MIKIMOTO」のブランド歴史と沿革とは一体
創業者の御木本幸吉は自らが開発した養殖真珠をグローバルに展開していくことを目指し、ジュエリー製作に興味を示していたとされています。その情熱はヨーロッパ製の高い技術力と斬新なジュエリーデザインを取り入れることで、ミキモト独自のオリジナルデザインを導き出すものとなりました。
当時の人達が和装から次第に洋装へと移り変わる変化をいち早く察知しミキモトは洋風の斬新なデザインを提案したとされており、その後も常に新しい技術とデザインを提供し続けることで、ミキモトは女性達の内面からの美しさをサポートしています。
日本の伝統的な技とヨーロッパの優れた製作技術の融合で織りなすデザインは「ミキモトスタイル」として、現在もなお脈々と受け継がれていると言えるでしょう。