男らしいスタイリッシュなライダースジャケットコーデ

男らしいスタイリッシュなライダースジャケットコーデ

出典https://vogueword.click/archives/11730

重厚な見た目に反し、3シーズン着回せるライダースジャケット。タフさも醸し出せる男の永遠のワードローブを、ダブル・シングルの両面から今回は少し掘り下げていきたいと思います。
ライダースジャケットは、男らしさの象徴でありレザーの質感はタフさを呼び込み、バイカーを想像させる意匠の数々がワイルドな男性像を描き出すことが出来ます。また、バイクに乗っている際の動きを阻害しないショート丈も、着回しやすさに一役買っており、元々は文字通りライダーのためのアイテムであったものの、現在ではさまざまな素材でアレンジしたライダースジャケットが登場しました。

本来リアルなバイクシーンでは耐久性に欠ける羊革や豚革なども、ファッションの場においてはよりモダンに見せるための素材として広く受け入れられています。

またライダースジャケットと言っても、2つの種類に分かれます。ひとつは「シングル」で、もうひとつは「ダブル」となるもの。
ブレスト(胸部)の合わせ方によって見た目も大きく変わるため、コーディネートする際のポイントも異なってきており、前立てを重ねずに留めるシングルは、シンプルでスマートな表情が特徴です。他にもフロントはジップアップ仕様、襟はバンドカラーや低めのスタンドカラーが主流ですが、ブランドによりデザインのバリエーションも豊富です。

フロントが重なる仕様の「ダブル」に関しては、男っぽさが特徴です。
最近は重なる部分を浅くした「セミダブル」も増えていますが、ライダースならではの男臭さが強い点は変わりません。ポケットやエポーレット、ウエストベルトといったディテールの有無で印象が変わってくるでしょう。

シングルのライダースジャケットはミニマルな面持ちで、着回しやすさが抜群です。レザー素材のライダースというだけで男らしさは十分に確保できていますので、シングル独特の表情を生かしてシンプルかつ上品に着こなすのが今季的です。

ライダースジャケットの必殺コーディネート術

出典https://liter-mens.com/2017%E6%98%A5%E5%A4%8F%E5%A4%A7%E4%BA%BA%E3%83%A1%E3%83%B3%E3%82%BA%E3%81%AE%E9%9D%A9%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%83%B3%E3%81%AF%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%80%E3%83%BC%E3%82%B9%E3%81%A0%E3%81%91%E3%81%98

シングルライダースはフロントのジップを全開にしてもインナーはあまり見えません。そこで、首周りにポイントを作れるようなインナーを選ぶのがセオリーです。シャツを合わせてクリーンにまとめたコーデは鉄板であり、シングルライダースのバンドカラーは、その内側にシャツの襟を収めるとスッキリした首元を演出することができます。

またシャツの白を引き立てるため、他のアイテムをダークトーンで統一しているのもポイント。爽やかな印象なので春にも使える合わせです。
今季はトラッドテイストがトレンドにもなっており、象徴的なアイテムとしてチルデンニットも人気です。シングルライダースとは相性が良く、チルデンニットならではのライン使いがさり気なくのぞき、着こなしのアクセントとして主張出来るでしょう。

また首周りにアクセントを加え、適度にカジュアルダウンしてくれるスウェットパーカーもシングルライダースと好相性。
ルーズなパーカーをコンパクトなライダースで引き締めるようなバランスだと今どきに仕上がります。
今季らしさを強調するならパンツもワイドなシルエットで尚良しかもしれません。

その他シングルライダースの首元にポイントを作りつつ、品の良さも加味するならタートルネックのインナーが最適です。
今シーズンも人気が継続しているアイテムなので、大いに活用すべきです。基本的にはシンプルに着こなせば好バランスですが、春や秋はカットソー、寒くなったらニットを選んで温度調整が必要になってくるかもしれません。