着る人を惹き立てるブランド「ICB」

ファッションブランドアイテムを身に飾り「このブランドの服を着てます!」という時たまブランドに着せられているアプローチもあれば、逆に服自体が着用者の身にピタッとマッチし、無理なストレスを周りに与えず自然とお洒落に着こなす人もいます。

そんなハイブランドに有り勝ちな「ブランドに殺される」スタイリングではなく、負担ないスタイリングを定評するファッションブランド「ICB」について今回は少しご紹介をしていきたいと思います。

男性から女性にまでも人気!世界に通用するファッションを提案する「ICB」

「ICB(アイシービー以下表記」は日本のアパレル会社、オンワード樫山が1995年に設立したファッションブランドでありInternational Concept Brandの3つの頭文字をとったブランド名が示すように世界視点で自分自身やものごとを見つめるキャリアピーポーをターゲットに展開する国内ブランドです。

着る人の「自分らしさ」が表現できるようなベーシックを軸にシンプルでありながらどこかモダンなスタイルを提案するそのデザイン性は、2013年秋冬にてパーソンズ卒且つCFDAスワロフスキー賞ウィメンズウェア部門を受賞したデザイナー、プラバル・グルンを迎えた「ICB NYエクスクルーシブコレクション」を発表し話題を生みました。

ICBのシャープで洗練されたムードはそのままに、プリントやレースを使用しNYの今を感じさせるリアルクローズを提案。世界初のデジタルファッションショーが話題となり2015年秋冬にはブランド誕生20周年を迎えました。

また、International Concept Brandの頭文字から付けられたブランド名もその主題を表しているものであり「多様性がありながら、潔く、伝統を尊重し基礎に置きながら、新しく、何よりも自分らしく」をコンセプトにしシャープかつモダンを基本のテイストとし、洗練されたスタイリッシュさとエレガントなスタイルを提供してくるブランド姿勢には大人びた雰囲気を与えてくれるメンズアイテムが揃っているのも特徴の一つ。

シックなブラック類から明るいアイボリー系がラインナップされスマートな男性像を演じさせてくれるパンツではスリムなシルエットから普段用にも通勤用にも使用できる多種多様な機能性も豊富。

また洗える実用的なものが人気でもあり、シワになりにくく扱いが簡単であることも魅力といえるでしょう。その柔らかく身体を包みこむ素材には遊びに付き合わせるのに最適なカットソーから通勤において魅せ場のあるセットアップ等どのような場面においてもスタイリッシュな男性として通用するPTOに合わせたブランド展開に、アイシービーは理想的な男性像のシルエットを提供してくれています。

ブランドとしては1927年に株式会社オンワード樫山の前身である樫山商店の樫山純三によって創業されたという起源を持っており、1947年に樫山商事株式会社となった後は規模を拡大、翌年に樫山株式会社と名前を変え東京を始点とし福岡や札幌、仙台、名古屋などに支店を拡大

その間にアメリカ、フランスにも子会社を設立し東京・大阪・名古屋の証券会社において2部、そして1部と指定を上げていった確かなビジネス力も兼ね備えています。既に日本国内にも子会社を次々と設立し樫山グループは大規模なグループとなっていっていますが1988年に株式会社オンワード樫山(現・オンワードホールディングス)へと名前を変更し、アイシービーはそのオンワード樫山グループのブランドの一つとして1995年に設立されました。

急成長を遂げ大規模ファッションカンパニーまで成長をした「ICB」の生みの親「樫山純三」とは一体

「ICB(アイシービー以下表記)」の母体である株式会社オンワードホールディグスを創業した樫山純三氏は1901年、日本の長野県北佐久郡小諸町にて生まれ小学校を卒業後、三越呉服店に丁稚として入店。

ここで後のアパレル商業となる基礎を学んだとされており、また大阪貿易学校を卒業後には実業家となるべく力を増していく事となります。

1927年には後の巨大グループとなる株式会社オンワード樫山の始まりとなる樫山商店を開いた後、1977年には樫山奨学財団を設立、国内外を問わず若手の育成に力を入れるのでありました。

その後樫山純三は1986年に亡くなるも彼に育成された会社とブランドは理念を受け継がれ成長を今尚続けるています。また樫山は同時に競争馬のオーナーとしても有名であり勝負服の色は黒に青い袖であったという逸話も存在しています。

オンラインストアサイトも開設しているので忙しい人や遠くに住む人でも簡単にアイシービーアイテムが手に入るので日本でのファッションブランド業界においてその名が広く知られる位、確かな存在感を放っています。