ファッション、アート、カルチャーと今でこそSNSの普及にてライフスタイルには切っても切れない相殺された関係性に立つどこか共通する様な部分もある中、最も注目を今世界各国から浴びているドイツ一の異端児「ベルリン」にて今回はセレブリティから業界人、ついにはスケーターキッズ達迄にも愛されているブランド「032c」についてご紹介をしていきたいと思います。
まずはココから!知名度急上昇中の「032c」について
出典:https://www.magnation.co.nz/wp-content/uploads/2016/11/032c_34-1-Mariacarla-Boscono.jpg
032cとはベルリン発祥及び現在もココを拠点とし活動をするファッションカルチャー雑誌出版社です。
年に二回、ベルリン市内からドイツ全域をターゲットにブックマガジンを刷り、もともとはファッションとカルチャー情報を発信することを目的としていたメディア的企業一派だったのですが、近年その情報という一つのカテゴリだけでは統括出来ない程のページレイアウトからデザイン、また何と言ってもその発信力いわば影響力から瞬く間に世界各国の感度の高いファッションアイコンからモデルやデザイナー、世界的有名ブランドのAlxyやGosha Rubchinskiy等へもその存在が耳に届き数々のコラボレーションを成し遂げてきました。
ブランドカラーを象徴するレッドカラーは名前の由来である「032c」というカラーコードから引っ張ってこられており、燃えるような赤にふさわしく、大胆なアプローチで最先端のカルチャーに迫るという意味も込められています。
もともとこの様にファッションカルチャー雑誌という名目のもと活動をし、従来迄はジャーナリストやマスコミというファッションニュースを客観的にキャッチし世間へとその情報を流し込んでいた様な形から032cはその概念を砕き壊し、自分達がファッションニュース自身となり、その情報を自分達で巧妙に確立させ自社独自かつ独占状態で発信をしてきた為、既にその様な従来の姿からは既に頭一つ抜け出し時代の変化に合わせて立ち回りを上手くこなしたそのビジネスセンスも完膚無き迄の圧巻の一言であるのはここ迄読まれれば納得の意見でしょう。
そんな今最も注目を浴び知名度共に急上昇中の032cですが、昨今アパレルラインを正式に発表し、これまでには無かった雑誌出版社によるオリジナルアパレル商品の販売が開始され世界中のファッションラバー達も一夜眠れぬほどの熱い情報へと次は入っていきたいと思います。
032cが魅せるオリジナルアパレルラインと今後のファッションとマガジンの可能性
「お洒落とは道端を落ちているのではなく、ある場所に集まっている」
最近はベルリンと言えば冒頭にもある通りファッションやアート、カルチャーの集大成をつなぎ合わせた様などこか妖艶で人々を魅了し且つどこか脆く繊細さが顔を出す、そんな都市として認知され多くの人々も勿論その様な理解をしてきましたが、現状は決して想像通りに洗練されているかと言うとそうではありません。
市内で何処を歩いても必ずお洒落な人に集まるわけでもなければ、ホームレスやゴミが散乱した道と急足で帰路する子供連れの主婦が道を走っていたりと、、。
但し、この日常の中に溢れる何の変哲も無いごく有り触れたシーンと裏腹に現在032cのストアベースのワークショップが突然とベルリンの路上に登場したのがキッカケでベルリンには新しい風が通りました。
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これまでのアパレルラインは032cオフィシャルオンラインストアとSSENSEの計2つの媒体上にて不定期且つ告知無しにて販売へ踏み出すことが有った為、告知の確認遅れでサイトを訪問した際には既にソールドアウトとう状況であった為に、今回はその流れを打破するためにも実際にアイテムを自分の手に取り見れる、雑誌も服と一緒に購入する事も出来、購入後はその場で休んで早速読める場を設けるという意味も込め、今回のストアオープンに踏み切ったとのこと。
実際に手に取って欲しいアイテムの一つとしてPyrate Society スウェットシャツが挙げられる。 このアイテムは90’s Champion のスウェットシャツのカスタムカットレプリカで、実際に着用することでそのフィット感がより一層伝わるでしょう。
032cストア自体は通常月〜金オープンしおり、これまで通りのエキシビジョンも期間限定で開催予定の様ですが、会期中以外はストアとして機能しているとのこと。ストアと言っても、これまでと同様ドアには鍵がかかっているためベルを鳴らす、またはスタッフがいる場合はノックかアイコンタクトで開けてもらうスタイルの為入店の際には注意が必要でしょう。
出典:https://assets.032c.com/2011/01/teaser_tellervitrine2-300×156.jpg
通常エキシヴィジョンスペースとして使用される032cワークショップ1階には、Konstantin Grcicデザインによる8mガラスケースが静かに佇む。過去様々な分野のアーカイブと連動してきた、いわば032cのコアな部分を垣間見れる神聖な空間であり、これまでRaf SimonsのフォトグラファーWilly Vanderperreを始め、Supreme, Gosha Rubchinskiy, Nick Knight and Matthew Williams, Helmut Lang, Juergen Tellerなど、錚々たる顔ぶれが032cのためにスペシャルインスタレーション・エキシヴィジョンを展開してきた価値ある空間を手掛けてきました。
オフシーズンには綺麗さっぱりと空っぽになるこのガラスケースが、ストアのショーケースウィンドウとなっており、主にスウェットシャツやキャップ、ソックスといったオフィシャルグッズやコラボレーションアイテムを展開中の為是非チェックして見て下さい。