フランスの皇帝ファッションブランド「HERMES」

ファッション大国フランス、歴史的世界遺産が数多く存在する国でもあり歴史ファッション遺産が数多く有る事でもその名を知らしめています。そんな世界屈指のリード都市フランスが生み出したファッションブランド「HERMÈS」について今回はご紹介をしていきたいと思います。

ナポレオン3世やロシア皇帝も顧客として抱えた伝説のファッションブランド「HERMÈS」

「HERMÈS(エルメス以下表記)」とは、高級馬具の工房として事業をスタートさせたフランスのファッションブランドです。

1867年から1878年にかけてパリ万博でそれぞれ銀賞と金賞を受賞する程の実力と共にで、その製造技術は高い評価を受けました。

1880年ではブティックの移転と同時に業者への卸しだけでなく顧客への直接販売を開始し、一般顧客への認知を高める事となります。また1892年では後に「バーキン」の原型となる「馬の鞍を入れるためのカバン(サドル・バッグ)」というアイディアから生まれた「オータクロア(haut-à-croire)」を制作及び発売し、その後1900年に事業拡大のきっかけとなります。

また、ロシア皇帝ニコライ2世への馬具と鞄の売り込みに成功した彼等は、一方でアメリカの乗用車の普及が始まったことから、馬具への需要縮小を予想したエルメスは他のプロダクトの製造・販売にも手を広げ事業を多様化し、婦人バッグや財布を中心に皮革製品の取り扱いを始め1920年に自社内にハンドバッグ部門を新設。

初めてファスナーをバッグに用いたデザインは瞬く間に人気商品となり、これをきっかけにシャネルがスカートにファスナーを使ったと語られており、今尚ファッション界へと残した大きな功績として祟られています。

そこからは1927年にスイスの高級時計「ジャガールクルト」とのコラボレーションにて腕時計を発表し、機械部分をジャガールクルト社、デザイン部分をエルメスが担当し制作されました。ジャガールクルト社と良好な関係を築き現在でもイベントやコラボレーション時計を発売しており1935年では後にケリーバッグと称される「サック・ア・クロア(sac-à-croire)」を販売しました。

1984年にはエルメスの代名詞とも言えるバーキンを発売し、スカーフの生産と販売にも注力し、1937年では「オムニバスゲームと白い貴婦人」をテーマに初めてのスカーフコレクションを発表。

1951年創業者の3代目のエミール・モーリス・エルメスが死去した後エミールの次女ジャンクリーヌの婿であるロベール・デュマ・エルメスが4代目として就任し、ロベールはスカーフに力を注ぎました。

これまでの木版技法からシルクスクリーンによる技法を取り入れ、80色程度の精密なプリントが可能となり鮮やかで美しい発色と好評を得たと言われています。

1957年にて発売された「ブリッド・ド・ガラ(式典用馬勒)は現在でも60色ほどで色違いの商品などを製造し、1945年以降は「四輪馬車と従者」のシンボルを使用しています。また、バッグとともにエルメスのお家芸というほどスカーフ製造を重視しており、特にエルメス4代目社長のロベール・デュマ・エルメスの時代に売り上げを拡大させました。

「HERMÈS」が掲げたロゴの由来

馬具工房から誕生したエルメスのロゴマークには「馬」と「馬車」「従者」が描かれている事で有名であり、1837年当時のパリで人気のあった形態とも言われています。また、ロゴの概念として「従者=職人」「馬車=ブランドアイテム」、「馬=ブランド」そして「主人=ユーザー」としての意味を持っていると語られています。

その為か「最高の品質を馬車が提供するがそれらを卸す、選択する」とメインテーマを掲げており、日本で初めての直営店は1978年東京・丸の内で開店されました。

1983年日本法人であるエルメスジャポン株式会社はエルメスインターナショナルと西武百貨店との合弁で設立され、現在ではエルメスジャポン株式会社はエルメスインターナショナルの子会社となる事となります、また西武系や大手百貨店を中心に出店し2001年では、レゾン・ピアノの設計により日本の旗艦店が東京銀座に「メゾンエルメス」をオープン。

外壁には450mm角のガラスブロック13,000枚が張られた11階建てのビルにはブティックや製品の修理工房、ギャラリーそしてエルメスジャポンが入っている社屋が同居しており、エルメスの5代目社長ジャン・ルイ・デュマ氏と日本を代表するアーティストTHE ALFEEの高見沢 俊彦氏と交友があり高見沢氏のエンジェルギターにエルメスのデザインが使用されました。

2008年にエルメスプロデュースによる移動式の映像上映室である「HBOX」が横浜トリエンナーレにて特別展示され大きな話題を呼ぶ事となります。

今後でも大きなブランド展開を示唆する「HERMÈS」ですが、絶対に目を外す事が出来ないファッションブランドの一つとして言えるでしょう。

あわせて読みたい

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です