文化服装学院出身のファッションブランド「KEITA MARUYAMA」

日本の服飾専門学校の中でも恐らく日本一であるという声が上がる「文化服装学院」
今回はそんな日本一の文化服装学院出身のファッションブランド「KEITA MARUYAMA」についてご紹介をしていきたいと思います。

日本国内でも有数の実力派ブランド「KEITA MARUYAMA」とは一体

「KEITA MARUYAMA(ケイタ マルヤマ以下表記)」は1992年に東京で丸山敬太が設立した自身の名を冠したファッションブランドであり、彼が1987年に文化服装学院を卒業後「BIGI」グループのアシスタントデザイナーに就任したのがキッカケとされています。

というのもキャトルセゾンに入社し「アツキ・オオニシ」の企画デザイナーに就任した彼は1990年に独立、フリーのデザイナーとして活動を開始しました。

その後1992年に「RAY BEAMS」にてシグネチャーブランド「ケイタ マルヤマ・トウキョウ・パリ」を開始し、1994年では東京コレクションに初参加。1996年では「第14回毎日ファッション大賞新人賞」「資生堂奨励賞」を受賞。

翌々年の1998年にはパリコレクションにて「KEITA」を発表し1999年よりメンズラインを「ケイタ マルヤマ オム」に改称。2007年にはカシミアのコレクションでユニクロとコラボレーションを果たし、2009年には「ニューヨーカー」とのコラボレーション「ニューヨーカー バイ ケイタ マルヤマ」をスタートさせ、2014年にはブランド20周年を記念して全集大成作品集「丸山景観」を出版しました。

2015年ではワコールとのコラボレーションで、リラクシングウェアブランド「ケイタ マルヤマ リラックスウェア」においてナイトウェアを全11種発表し話題を呼びました。

またKEITA MARUYAMAは青山に旗艦店を出店し、その後パリコレクションにも出展。

有名アーティストの衣装を手掛けたことでその名が広く知られることとなった丸山は、有名な映画やドラマに衣装を提供するなど、その実績の評価は確かなものです。

「美しいものをストレートに美しく表現する」というコンセプトの下、彼が作る衣装はまるでドレスのように時に色鮮やかに咲き誇り、時にさわやかに吹きそよぎ、時に妖艶な色を醸し出すなど、自然や日本の季節によって様変わりする美しさを率直に表現し女性を美しいシルエットで包みこむのであると言われています。

また企業とのコラボレーションを数多く手掛けており、制服だけに留まらす、ゲームによるデザインやガムのパッケージにも積極的であるなど、日本において屈指のデザイナーと言えるでしょう。

ブランド自体は、四季の移ろいが分かりやすい日本らしい季節の移り変わりに合わせて変化する、伝統的な美という意識をコンセプトにしており、美しいものを美しいと表現する、真っ直ぐでストレートな作風が特徴と言えるでしょう。生地には華やかな花がちりばめられた花柄が多いかと思えば、一色で打ち込んでくるものあり見る者を飽きさせません。

シルエットは時にゆったりと、しかし時に妖しく揺らぎ、オーラのように女性を着飾ります。丸山氏の手掛ける浴衣もあり世界に向けて和を含めたデザインを発信する「KEITA MARUYAMA/ケイタ マルヤマ」がフィードバックさせた、より色濃く洗練された日本が味わえ、また丸山敬太は映画の衣装の担当や、著名人の衣装などを多数手掛けている。

「KEITA MARUYAMA(ケイタ マルヤマ以下表記)」が繰り広げるアイテムラインと日本国内での運営

丸山敬太の活動の始点は日本です。彼のブランドデビューから1996年には旗艦店として出店した東京青山店を始めとして、KEITA MARUYAMA/ケイタ マルヤマブランドの店舗は、大阪の阪急うめだ本店、京都伊勢丹店と、日本における主要ポイントに広げられています。

また丸山は日本の企業とコラボレーション、制服のデザインにも積極的であり、2013年にはJALグループ・日本航空の客室乗務員・地上接客部門の制服のデザインを受け持つなど、彼のファッション能力はファッション業界のみならず日本中で必要とされるまでとなりました。

他には映画で注目されたドレスが特徴的なKEITA MARUYAMAは、ドレスを思わせるワンピースが顔であり、海風にたなびいて染められたような青にちりばめられた貝殻のようなプリントが人気と言えます。

シーンと季節を選ばせてくれるものがアイテムとしても揃っており、爽やかさと妖艶さを感じさせるバタフライカーディガンや、自然からそのまま摘み取ったような花など、KEITA MARUYAMAの持ち味が存分に振るわれたラインナップとなっています。

今後も日本国内での活動展開を広げるであろうKEITA MARUYAMA、是非一着手に取られてみて下さい。