「日本のミュージックシーンは演歌から始まり大手アイドルグループがメディアを牛耳っている」
紅白やFMS歌謡祭など、名だたるミュージックシーンを公共電波に流し日本全国のお茶の間へと連日放送をしている日本のメディア。
誰しもがそんな大舞台で思う「この曲今年も歌うの?」「またアイドル?」「もう何となくいつもいっしょで飽きた」という、変わりばえしないルーティーンに嫌気が差した事もあるかもしれません。
そんな中でも現在、ひときわ放送上ではなくリアルなストリートで一目置かれ人気を博し始めているジャンルがあります。
今回はそんな今最も注目をされている「HipHop」の中でもファッションにも精通する「HIYADAM」について、彼のファッション概念とスタイルについてご紹介をしていきたいと思います。
「HIYADAM」って誰なの?
今回フォーカスするアーティスト「HIYADAM(ヒヤダム)」ですが、簡単に彼の経歴からご紹介していきましょう。
HIYADAMは平成8年に北海道札幌市へと生を受け、本名は桃井賢介(ももいけんすけ)、出身地は北海道札幌市と現在は活動拠点を東京都へと移し日々ミュージック活動を行なっています。
また、ラップを始めるキッカケとなったのは、もともとヒップホップを好み毎日自宅で流していた母親からの影響を受けたことにより自然と活動をし始めたそうです。
その後は当然のごとく、幼少期から頻繁にヒップホップのフローやリリックを耳にしていた為、着々と力をつけ自然にラップやヒップホップの感性が磨かれていったものと想像されます。
結果的にHIYADAM自身を世間が認知したキッカケは「第3回高校生ラップ選手権」という深夜番組の企画から発足された当大会にて華々しく優勝を飾った事が今の彼が作られた上での原点とも言えるでしょう。
当時の大会優勝時は、まだラッパーとしてのキャリアも浅かったわけですが、幼い頃からヒップホップに馴染んでいたことがアドバンテージになったり今や若者を中心に大人気を誇る日本でも有数の影響力を持ったラッパーの一人へと変貌したに違いないでしょう。
他には日本でスタートしたドイツはベルリン発のメンズメディア「HIGHSNOBIETY JAPAN (ハイスノバイエティ ジャパン)」が雑誌を発売した際には、そのファーストイシューの発売を記念し渋谷のナイトクラブ「SOUND MUSEUM VISION」にて、雑誌のローンチパーティ「HIGHSNOBIETY JAPAN MAGAZINE LAUNCH PARTY supported by Onitsuka Tiger」を開催し、ストリートファッションとストリートカルチャーをトリビュートする『HIGHSNOBIETY JAPAN』による今回のイベントに、日本のHIP HOPシーンを牽引してきたZEEBRAとカ肩を並べHIYADAMも参戦し、今後のストリートシーンを盛り上げるであろうJP THE WAVY、Lui Hua、SAKURAなどの注目アーティストと共に舞台を盛り上げた。
また、上海に拠点を置き、香港とロンドンを中心に活動する音楽クリエイティブ集団Yeti Out、ロンドンの人気DJ Amy Becker、そして、東京グライムシーンで活躍するONJUICYもイベントにもオファーが殺到される程今最も勢いをつけています。
そんなラッパーとしてもヒップホップシーンで確固たる地位を確立しているHIYADAMですが、今回は彼の独自性溢れるそのファッションについて次は紹介をしていきたいと思います。
モード寄りストリート系ファッションとエッジィなルックが魅力のHIYADAMのファッション観とは
「ラッパー=ダボダボ」という、これ迄何人ものアーティスト達が身につけてきた所謂「BKスタイル」がどうしても固定概念として染み付いていますが、近年そのラッパー達のスタイルはA$AP ROCKYを筆頭にそのファションは寄りモードへと移行し始めている。
大前提として、HIYADAMもその後者にあたるスタイルを現在日本国内を引っ切りなし海外までへもそのスタイルを広めています。
彼自身の考えは、音楽であれファションであれ、何かのジャンルへと括りつけられ区切させられるのを毛嫌いしている。
そもそもファッションとは正解は無い物であり、コピペが出来るファッションは本物ではない。
そんなファッションに対する意識に中、彼は国内から国外の有数ブランドアイテムとローカルの若手ブランド迄、切磋万別せずミックス&マッチのスタイルを確立しています。
また洋服を選ぶ際には、深く考えずその時の気分に従い手を伸ばすというのが彼のモットー。
その意識に中にはしっかりとした心得とでもあろう「最先端の格好をしたいから有名ブランドの定番モデルはあんまり購入しない」と決めているという。
また、ステージ時のスタイリングには特に気をつけている様で「THE ラッパー」っぽくならないように意識をしていると言います。
様々なファッションジャンルが存在する今ですが、彼の様な自分のスタイルを明確にしSNS、Instagramを活用し多くのファンを獲得し続ける彼だからこそ必ずチェックをしておくべアーティストの一人と言えるでしょう。