今世紀最大の成功を収めたストリートブランド「BALENCIAGA」とは

現在は生粋のストリートファッション時代、世界各国にはメンズストリートファッションブランが数多く存在していますが、今を作り上げたとも言われるブランドはほんの僅か。

その氷山の一角としても称えられ愛され続けられているブランド「BALENCIAGA(バレンシアガ)」ですが、その歴史と背景については多くの人達もあまり知られてないのも現実です。

今回はそんな今世紀最大の成功を収めたであろうストリートブランド「BALENCIAGA(バレンシアガ)」について少しご紹介をしていきたいと思います。

現在のストリートファッションブランドの王者「BALENCIAGA(バレンシアガ)」の歴史とは?

今やファッションムーブメントや流行をも作り出し、時に社会現象までをも沸き起こすブランドとなった「BALENCIAGA(バレンシアガ以下表記)」、コレクションでの新作を出せばたちまち世界各国で即完売となり、ヒット商品ともなれば探し回る人、ようやく手に入れたとしても帰路で襲われ商品を強奪される人、探せど待てどずっと手に入れることが出来ない人も出てくるのも少なくはありません。

そんなファッションの歴史においてもココまで影響力を持ったブランドは中々少ない現在、彼等が歩んできたブランド背景について少し覗いてみましょう。

バレンシアガとは1914年にスペインの「クリストバル・バレンシアガ」が設立したファッションブランドです。

最近になって爆発的に人気を博したアイテムが出回った為、最近のブランドとして認知されがちですが、実は老舗ブランドであるという事を知ると驚く方も少なくはありません。

また、当時は婦人服を中心とした商品を展開している為、バッグや靴といったレザーグッズ、時計や宝飾品、香水、ボディーローションといった女性向けが多かったという意外な一面を持っています。

近年ではご存知の通り、メンズラインの商品が展開されており、ビジネス向けのデザインバッグ等の展開によっても男性顧客の数を伸ばしてきています。

また、設立当初ではスペインに本社を構えたバレンシアガですが、1930年代に起こったスペイン内戦の影響により本社は半壊、再開する目処は立っていたもののコレを機に、現在の本社でもあるフランスのパリに拠点を移します。

その後1950年代には当時、ファッションブランドとして名高かった「ディオール」と肩を並べるほどの名門にまで成長を遂げ、クリストバル・バレンシアガ、二コラ・ゲルキエールに次ぎ、バレンシアガのデザイナーとして3代目となる「アレキサンダー・ワン」が2013年の秋・冬コレクションのデザイナーとして就任し、バレンシアガはケリンググループの傘下企業とまで成長をしました。

入手困難?「BALENCIAGA(バレンシアガ)」が誇る絶対人気アイテム!

今やその人気から市場価格も高額に上がるのは去る事ながら、転売価格では簡単に何十万円も飛ぶ様な価格的にも入手レベル的にも超レアなものとなっています。

その中でも代表的なアイテムとしては「トリプルs/triple-s」が有名でしょう、こちらは若者のファッションアイコンのBIGBANGのG-DRAGONや3代目J soul brothersのボーカルである登坂さん、ヒップホップ界のカリスマ A$AP ROCKYも着用したことでアジア圏でも一気に人気に拍車が掛かり、いまでも最も入手困難なアイテムと言われています。

また、入荷されれば即完売となってしまう為、店舗側にて抽選を行い当選した人しか購入することができない位のものとなっています。

現在は、フリマサイトでも値段が高騰中であるものの購入自体は可能である為、人と違いがだせるアイテムだけに是非手に入れたい品物と言えるでしょう。

また、ブランド名の「BALENCIAGA」がフロントに大きくプリントされているTシャツやパーカーは、スニーカーの人気に劣らない位こちらも入手困難なアイテムとなっており、そのシンプルで着心地の良いデザインはレア度で言ってもトップクラス。

今でこそ、ここまで爆発的な人気を博し空前のストリートファッショブームに火をつけた「BALENCIAGA」ですが、この先の時代も恐らく最先端を走りファッション業界全体の要となるに違いないでしょう。

これから毎シーズン訪れるたびに発表される新作コレクションやアイテムラインでも注目されていくブランドであることはまず間違いありません、但しパリコレブランドだけあって、アイテムの値段はもちろん安価ではないものの、それを着た時の感動はどんなブランドにも勝るものがありるでしょう。

時代の先駆者が作り出すこの先のストリートファッションの行く末、BALENCIAGAが描く先の未来とは、今だからこそ改めて注目をすべきファッションブランドと言って間違い無いでしょう。