数多くのシューズブランドが存在している今、スニーカーからブーツ、様々なPTOに適したデザイン性あるアイテムが展開されている現代において、ファッション界でも一線を超え人々へと認知されているイタリア。
今回はそんな有力国の中でもイタリアが世界に誇るシューズブランド「SALVATORE FERRAGAMO」について少しご紹介をしていきたいと思います。
イタリアが代表する高級シューズブランド「SALVATORE FERRAGAMO」
「SALVATORE FERRAGAMO(サルヴァトーレフェラガモ以下表記)」とは1927年に創立者兼デザイナーのサルヴァトーレ・フェラガモが設立した自身の名を冠したイタリアのシューズブランドです。
ブランドであるサルヴァトーレフェラガモは、足の構造に基づいた靴作りを理念としており、その一方でデザイン性に富んだ作品を生み出し世界各地の王族やセレブの間で現在も愛用されているシューズブランドです。
その洗練されたデザインと履き心地の良さはステイタスを感じさせる高級感は創業当時から変わらず、1940年代に発表したコルクを使ったウェッジソールや1970年代のエレガントなパンプスのデザインは、現在でもコレクションに採用されているため購入が可能となりました。
また、足の細部までサイズを測り木型を作ってから靴を製作するこの手法はサルヴァトーレフェラガモが作り上げたと言われています。その後、こうした新たな試みは斬新なデザインにも活かされサルヴァトーレ フェラガモは靴作りにおける数多くの特許を取得する事となりました。
その大量生産に頼らない靴作りは現在も続きたくさんの製造工程を経て熟練した職人の手によって仕上げられており、足の構造を事細かに分析して作り上げた機能性、オリジナリティ溢れるデザイン性、使用する素材の品質により、サルヴァトーレ フェラガモは一流ブランドの地位を確立する事となります。
創業者であるサルヴァトーレフェラガモは、イタリア南部にあるカンパニア州で誕生し、14人兄弟の11番目で9歳の時には既に妹のために靴を作ったと語られています。
また、アメリカに渡った当初は兄が勤務しているカウボーイブーツ工場で働き、サルヴァトーレフェラガモを設立後は独創的なデザインを次々と生み出していく事となります。
エジプト文明の影響を強く受けたサンダルやコルクを使用したウエッジサンダルがあり、1947年に製作された「見えない靴」は、ニーマン・マーカス賞を受賞するほど。
デザイナーの感性と職人気質を併せ持つサルヴァトーレフェラガモは顧客の足に触れるだけで体調が分かったという逸話が残っており、1954年にはバレエシューズを制作しこうしたヒールの低いフラットシューズはサルヴァトーレ フェラガモの定番アイテムとなる事になりました。
また、サルヴァトーレフェラガモの直営店は日本全国にも展開されており、店舗は北海道から沖縄まで広がっていて販売する製品はイタリアからの輸入と言われています。
また、日本におけるサルヴァトーレ フェラガモの旗艦店は東京と大阪に存在しており、東京銀座中央通りにある旗艦店は2003年にオープン、2016年にはリニューアルされ国内にある店舗の中で最も規模が大きくシューズだけでなくバッグやジュエリー、ウエア、時計、フレグランスなどを販売しています。
2014年には、日本語で買い物ができるオンラインショップがオープンしたためサルヴァトーレ フェラガモの商品が通信販売で購入できるようになり、これも大きな話題を呼ぶ事となりオンラインショップではレディス、メンズ、キッズの他、スペシャルコレクションの購入が可能となっています。
「SALVATORE FERRAGAMO」が展開する独創的なアイテムライン
「SALVATORE FERRAGAMO(サルヴァトーレフェラガモ以下表記)」の定番となっているシューズといえば「ヴァラ」、これは甲の部分にリボンが付いたデザインとなっており、ヴァラ・リボンと呼ばれるこのリボンの中央部は金属で表面にはブランドのロゴがあしらわれている。
つま先の形や素材の違いによって幅広いバリエーションがあり、フラットシューズの他、パンプスやサンダルも販売されています。
サルヴァトーレ フェラガモは、バッグや革小物、スカーフやジュエリー、時計、フレグランスも手掛けており、バッグや財布にはブランドアイコンとなっているヴァラ・リボンをつけたデザインがあり、香水にはヴァラ・リボンをイメージしたボトルがあります。
また、メンズシューズはシンプルなオクス・フォードシューズやウイングチップがあり、ベーシックなレザーの他、アリゲーターやリザードといった素材の靴もあります。子ども用の「フェラガモ・ミニ」はヴァラ・リボンの靴の他、リュックやスニーカーが揃っています。
メンズからレディース、子供服まで定評があるシューズブランド「SALVATORE FERRAGAMO」
今後とも目を外せないブランドと言えるでしょう。