今メンズからも人気を博す高級ジュエリーブランド「TIFFANY & CO」

NYに本店を構えたアメリカを代表するプレミアムジュエリーブランド「TIFFANY & CO」

「TIFFANY & CO(ティファニー以下表記)」とはアメリカを代表するプレミアジュエラーです。世界五大ジュエラーのひとつであり、アメリカの公式なプラチナ基準ブランドとしても認知されており、1837年にチャールズ・ルイス・ティファニーがNYにて創設したのが始まりとされています。

また1845年にはアメリカで初めてのメールオーダーカタログ「ブルー・ブック」を発行して話題となり1853年にはティファニーブルーと呼ばれるカンパニーカラーが誕生。

このカラーは「こまどりの卵」の色からきており、ヴィクトリア朝のイギリスでは重要な台帳の表紙にこまどりの卵の青が使われ大切なものを表す色とされていました。

また「ティファニーの品々はどれも気高くあらねばならない」という徹底的な信念のもと、古くから真実や高潔さのシンボルとされていた「青」が使われ、このティファニーブルーは包装の箱やリボンに用いられています。

その後1886年には現在でも愛され続けている美しい「ティファニーセッティングダイヤモンドエンゲージメントリング」を発表。その後では贅沢なカラーストーンやダイヤモンドを用いたデザイン性の高い数々のジュエリーを生み出し続けています。

そんなブランドとしての歴史は深く、1832年にチャールズ・ルイス・ティファニーと、ジョン・B・ヤングが設立したとされ、ティファニー・アンド・ヤングという文房具と装飾品の会社が基となっていると言われています。

また1845年ではブルーブックカタログの第一号を制作。年一回秋に発行されることから秋の風物詩となり1848年にはフランスの二月革命発生に伴い宝石事業に進出し、ダイヤモンドジュエリーの販売を開始。

アメリカを代表とする宝石商としての地位を得ることに成功した彼等は1850年代に銀製品の取扱いを開始。

1853年にはチャールズ・ルイス・ティファニーが共同経営者達から経営権を買取り現在のティファニーに改称。

その後NYブロードウェイ五番街に移転しカンパニーカラーのティファニーブルーを使用し始める事となりました。

1878年には世界最大級287カラットのファンシーイエローダイヤモンドを購入し128.54カラットにカットされたそのダイヤモンドは「ティファニーダイヤモンド」と名付けられており、1886年には「ティファニーセッティング」をデザイン。

1902年ではチャールズ・ルイス・ティファニーの息子であるルイス・コンフォート・ティファニーがティファニーで最初のデザイン ディレクターに就任しNYマンハッタンの57丁目と五番街の角に本店を構えたのは1940年だったと言われています。

「TIFFANY & CO」の高級アイテムの数々

「TIFFANY & CO(ティファニー以下表記)」の扱う宝飾品は4種類。
ダイヤモンドを中心にした高級ジュエリー、第2はブライダル関連のジュエリー、第3はシルバー・ゴールド製品、第4はデザイナー名を冠したジュエリーで、シルバー・ゴールド製品の売り上げが最も大きいと言われています。
また日本のティファニー店では他地域と違ってブライダル関連ジュエリーの売り上げのウェイトが高いとされており、柔らかな曲線で描かれるハート型のモチーフ「オープンハート」はエルサ・ペレッティが手がけました。

ネックレスを代表にイヤリングやブレスレットなども他に展開しており、素材はシルバーからプラチナ、ピンクゴールド、ゴールドなど多種多様。ハートのタグが可愛らしい定番タグシリーズ「リターントゥティファニー」から1969年ではキーリングで発表されました。
リングやピアス、ブレスレットやネックレスが発売されており、アルファベットのXをモチーフとしたハートフォルム「ラビングハート」にパロマ・ピカソがデザインした定番デザインでは、Xはキスを意味しハートとキスの重厚な愛を意味した逸品となっています。

また19世紀の園庭の門扉の繊細な装飾をモチーフとした「エンチャントハート」は、代表的なデザインとシンプルなハートフォルムの中に門扉のデザインをあしらったものとなっています。
他にもローマ数字を施したシンプルなデザイン「アトラス」はジョン・ローディングにより1995年に発表され、涙や雨を彷彿とさせる雫がモチーフ「ティア・ドロップ」はエルサ・ペレッティが手掛けたと言われています。
その意味は悲しい涙ではなく嬉しい涙に変えましょうとされ、ダイヤモンドの大きさを好みで選べる「ダイヤモンド・バイザヤード」もサイズやカラーを選べるオリジナリティが人気の理由の一つでしょう。
そんな2016年コレクションに発表された「T」は、ブランド頭文字のTをかたどっており、アクセサリーデザインや素材のバリエーションが豊富で人気を博しました。